地震や台風、大雨などの災害が起きたとき、食料や飲料水と同じくらい忘れずに備えておきたいのが「トイレ」です。
自宅にトイレがあるから大丈夫と思っていても、災害による断水などの影響で、水洗トイレが使えなくなることがあります。
しかも、トイレは我慢し続けることができません。
トイレの使用を控えるために水分や食事まで減らしてしまうと、脱水症状など健康への悪影響につながるおそれもあります。経済産業省も、平時から災害用トイレを備蓄しておくことの重要性を呼びかけています。
では、防災用トイレは実際に何回分用意しておけばよいのでしょうか?
経済産業省では、成人の平均的な排泄回数を1人1日5回として、1人あたり1週間で35回分を備蓄の目安として推奨しています。
この記事では、
「1人なら何回分?」
「4人家族なら何個必要?」
「携帯トイレと簡易トイレは何が違う?」
「断水したら自宅のトイレはどうすればいい?」
といった疑問を、2026年8月時点で確認できる公的情報をもとに、わかりやすく解説していきます。
家族に必要な備蓄量を確認して、いざというときに困らないよう、できるところから準備していきましょう。
災害時に「防災用トイレ」が必要なのはなぜ?
災害への備えというと、まず飲料水や非常食を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、トイレも生活に欠かせない重要な備えのひとつです。
実際、内閣府の2025年8月の世論調査では、「3日分以上」を家庭で備蓄している割合は、飲料水が69.8%、食料品が59.8%だったのに対し、携帯トイレ・簡易トイレは27.2%でした。
断水すると自宅のトイレが使えないことがある
災害によって断水したり、排水設備などに被害が出たりすると、普段使っている水洗トイレが使用できなくなることがあります。
「自宅にトイレがあるから大丈夫」ではなく、水を使わなくても排泄できる方法を準備しておくことが大切です。
携帯トイレは、便器などに便袋を取り付けて使用するタイプがあり、断水時にも利用できます。
簡易トイレには、持ち運びできる箱型・組立式などさまざまなタイプがあります。経済産業省も両者を災害時の備えとして紹介しています。
トイレを我慢することが健康問題につながることも
「トイレに行きたくないから、水を飲む量を減らそう」
災害時には、このような行動を取ってしまうことがあります。
しかし、トイレの使用を避けるために水分や食事の摂取を控えると、栄養状態の悪化や脱水症状などの健康障害につながるおそれがあります。
だからこそ、食料や飲料水だけではなく、安心して排泄できる環境も一緒に備えておくことが重要なのです。
支援が届くまでを考えて自宅にも備蓄しておこう
大規模災害が発生すると、すぐに十分な支援物資が届くとは限りません。
現在の内閣府の防災週間の実施要綱では、食料・飲料水だけでなく、携帯トイレ・簡易トイレやトイレットペーパーについても「最低でも3日、できれば1週間分程度」の備蓄が示されています。
さらに政府広報では、家庭で備える携帯トイレについて、「5~6回 × 人数 × 7日分」という具体的な目安も紹介されています。

🌙 シムシムのひとこと
防災というと「水と食料」に目が向きがちですが、トイレも毎日必ず使うもの。
家族みんなが1週間使うと何回になるのかを一度計算してみると、必要な備蓄量が見えてきます。
防災用トイレは何回分必要?備蓄量の目安
防災用トイレを準備するときに、まず気になるのが「何回分あれば足りるの?」ということではないでしょうか。
経済産業省では、成人の平均的な排泄回数を1人1日5回として、災害用トイレを1人あたり1週間で35回分備蓄することを推奨しています。
一方、政府広報では、家庭で備えておきたい携帯トイレの目安として「5~6回 × 人数 × 7日分」と案内しています。
そのため、この記事ではまず分かりやすく「1人1日5回」を基準に必要数を計算し、可能であれば少し余裕を持って備えることをおすすめします。
1人あたり「1日5回」を目安に計算
計算方法はとても簡単です。
1日5回 × 家族の人数 × 備蓄する日数
たとえば4人家族で7日分を用意する場合は、
5回 × 4人 × 7日 = 140回分
となります。
「50回入りを1箱買えば大丈夫」と考えるのではなく、家族の人数と日数から必要な回数を計算することがポイントです。
家族の人数別|防災用トイレの備蓄早見表
「1人1日5回」を基準に計算すると、必要な防災用トイレの回数は次のようになります。
| 家族の人数 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|
| 1人 | 15回分 | 35回分 |
| 2人 | 30回分 | 70回分 |
| 3人 | 45回分 | 105回分 |
| 4人 | 60回分 | 140回分 |
| 5人 | 75回分 | 175回分 |
※上記は1人1日5回として計算した目安です。実際の排泄回数には個人差があります。また、政府広報では「5~6回×人数×7日分」という備蓄目安も示されているため、保管スペースなどに余裕があれば必要数より少し多めに準備しておくと安心です。
最低3日分、できれば1週間分を目標に
「いきなり1週間分を用意するのは大変……」という場合は、まず最低3日分をひとつの目標にしてみましょう。
現在の内閣府の防災週間の実施要綱でも、携帯トイレ・簡易トイレなどについて、最低でも3日、できれば1週間分程度の家庭備蓄が示されています。
まず3日分を確保し、その後少しずつ増やして1週間分程度まで備えるという方法でも構いません。
家族4人なら、
3日分 → 60回分
7日分 → 140回分
です。
こうして具体的な数字にすると、「わが家にはあと何回分必要なのか」が分かりやすくなります。

🌙 編集長のひとこと
防災用トイレは「何箱買うか」よりも、まず何回使えるかを確認するのがポイント☝️
同じ1箱でも商品によって入っている回数が違うので、パッケージの「○回分」をチェックして、家族に必要な備蓄量と比べてみましょう。
「携帯トイレ」と「簡易トイレ」の違いは?
防災用トイレを探していると、「携帯トイレ」と「簡易トイレ」という言葉をよく見かけます。
どちらも断水などで普段の水洗トイレが使えないときに役立ちますが、使い方や形状には違いがあります。
携帯トイレとは?
携帯トイレは、主に既存の洋式便器などに便袋を取り付けて使用するタイプです。
排泄後は凝固剤や吸収シートなどで水分を処理し、便袋を取り外します。
普段使っている便器を利用できるため、自宅での在宅避難にも取り入れやすく、比較的コンパクトに備蓄できるのが特徴です。
ただし、災害時に便器を使用するときは、排水管などに異常がないか確認することも大切です。
簡易トイレとは?
簡易トイレには、持ち運びできる便座や組み立て式の便器などがあります。
既存のトイレとは別の場所にも設置できるため、自宅の便器が使用できない場合や、アウトドアなどでも利用できるタイプがあります。
製品によって形状や耐荷重、組み立て方法などが異なるので、購入するときは使用する人や設置場所を考えて選びましょう。
どちらを備えておけばいい?
自宅での備蓄を考えるなら、まずは普段の便器に取り付けて使える携帯トイレを必要回数分確保する方法があります。
そのうえで、
「便器そのものが使えなかったらどうする?」
というケースまで考え、必要に応じて組み立て式などの簡易トイレも用意しておくと、災害時の選択肢を増やせます。
特に家族で備える場合は、トイレ本体だけでなく、便袋・凝固剤などが何回分セットになっているのかも確認しておきましょう。

🌙 シムシムのひとこと
防災用トイレは、買って保管するだけではなく、一度使い方を確認しておくことも大切です。
災害が起きてから説明書を初めて読むより、袋の取り付け方や凝固剤の使い方を家族で確認しておくと、いざというとき慌てにくくなります。
防災用トイレの基本的な使い方
製品によって使用方法は異なりますが、便器に取り付けるタイプの携帯トイレでは、一般的に便袋と凝固剤などを組み合わせて使用します。
ここで大切なのは、購入した製品の説明書を確認し、メーカーが指定している順番や方法で使用することです。
また、災害時は水が十分に使えない可能性があります。
トイレのそばには携帯トイレだけでなく、手指の衛生を保つための用品やトイレットペーパーなども一緒に備えておくと安心です。
そして使用後の便袋は、その場ですぐ普段のごみと同じように処分できるとは限りません。
保管方法やごみとしての出し方については、災害時に自治体から出される案内に従うことが重要です。
使用後の防災用トイレはどうする?処理・保管方法
防災用トイレを準備するときは、「何回分必要か」「どうやって使うか」だけでなく、使用後の便袋をどうするかまで考えておくことが大切です。
大規模な災害では、ごみ収集が通常どおり行われない可能性もあります。
使用済みの便袋を自宅などで一時的に保管しなければならないことも想定して、事前に準備しておきましょう。
使用後は製品の説明書に従ってしっかり密閉する
携帯トイレでは、排泄物を凝固剤や吸収材などで処理したあと、便袋を取り外して口をしっかり閉じるタイプが一般的です。
ただし、凝固剤を入れるタイミングや袋の閉じ方などは製品によって異なります。
必ず使用する製品の説明書に従って処理しましょう。
また、便袋を扱ったあとは手指を清潔に保つことも重要です。
断水によって手洗いが難しくなる場合も考え、衛生用品も一緒に準備しておきましょう。
臭い対策も忘れずに
使用済みの便袋を一定期間保管することになれば、気になるのが臭いです。
防災用トイレを選ぶときは、凝固性能だけでなく、便袋の密閉方法や防臭対策なども確認しておくとよいでしょう。
使用済みの便袋をまとめて保管するための袋なども、あらかじめ準備しておくと役立ちます。
ただし、使用済み便袋を保管するときは、衛生面に配慮し、食料や飲料水などとは分けて管理しましょう。
使用済み便袋の捨て方は自治体の案内を確認
ここは特に重要です☝️
使用済みの携帯トイレについて、全国どこでも必ず「燃えるごみ」で出せるとは限りません。
災害時には通常とは異なるごみ収集方法やルールが設けられる可能性があります。
そのため、
「使用済みの便袋は○○ごみに出せばOK」
と自己判断せず、災害時に住んでいる地域の自治体から発表される収集方法や分別方法を確認し、その指示に従いましょう。

🌙 編集長のひとこと
防災用トイレは、「使ったあとのこと」まで考えて初めて備えが完成します☝️
便袋・凝固剤だけでなく、トイレットペーパーや衛生用品、保管用の袋などもまとめておくと、いざというとき探さずに済みます。
断水したら自宅のトイレは流してもいい?
災害によって断水したとき、
「お風呂の残り湯やバケツの水を使えば、トイレを流せるのでは?」
と思う方もいるでしょう。
しかし、災害時は断水しているかどうかだけで判断しないことが重要です。
排水管や下水道が被害を受けている可能性がある
地震などの災害では、給水設備だけでなく、建物の排水管や下水道施設が被害を受けることがあります。
そのような状態で無理に水を流すと、正常に排水できない可能性があります。
特に集合住宅では、自分の部屋だけでは排水設備全体の状態を判断できないこともあります。
そのため災害直後は、自治体・下水道管理者・マンションの管理会社などから出される情報を確認しましょう。
「断水=絶対に流せない」でも「水があれば流せる」でもない
ここは誤解しやすいポイントです。
断水していても、建物や地域の排水設備に問題がなく、自治体などから使用可能と案内される場合があります。
反対に、水を用意できたとしても、排水設備や下水道が被災していれば使用を控える必要があります。
つまり、
「断水したら必ず流してはいけない」
とも、
「バケツの水があれば流して大丈夫」
とも一律には言えません。
災害時には、地域や建物の状況を確認してから判断することが大切です。
安全が確認できない間は、備蓄してある携帯トイレなどを使えるようにしておくと安心です。
防災用トイレを選ぶときのポイント
防災用トイレにはさまざまな商品があるため、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうこともあります。
価格だけで決めるのではなく、家族に必要な回数・使いやすさ・保管のしやすさなどを確認して選びましょう。
家族に必要な「回数分」が入っているか確認する
まず確認したいのが、何回使用できる商品なのかです。
たとえば4人家族の場合、1人1日5回で計算すると、
3日分なら60回分、7日分なら140回分
がひとつの目安になります。
「1箱あるから安心」と考えるのではなく、パッケージに記載されている使用回数を確認して、家族に必要な備蓄量を満たしているかチェックしましょう。
便袋や凝固剤の内容を確認する
携帯トイレでは、便袋と凝固剤などを使用するタイプがあります。
購入するときは、
便袋と凝固剤がそれぞれ何回分入っているのか
を確認しておきましょう。
また、製品によって使用方法は異なるため、実際に災害が起きる前に説明書にも目を通しておくことをおすすめします。
防臭性や密閉方法もチェック
災害時には、ごみ収集が再開するまで使用済みの便袋を一時的に保管する可能性があります。
そのため、臭いへの対策も重要なチェックポイントです。
便袋の閉じ方や防臭対策など、使用後の処理まで考えて選ぶとよいでしょう。
長期間保管しやすいか確認する
防災用トイレは、購入してすぐに使用するとは限りません。
いざ必要になったときに使えるよう、製品に記載されている保存期間や保管方法を確認しましょう。
定期的に防災用品を点検する日を決め、パッケージの状態などもチェックしておくと安心です。
家族みんなが使いやすいものを選ぶ
災害は、家族全員が元気な状態で起こるとは限りません。
小さな子どもや高齢者がいる家庭などでは、便袋の取り付けやすさや便座の使いやすさなど、実際に使う人を想定して選ぶことも大切です。
組み立て式の簡易トイレを備える場合は、組み立て方だけでなく、製品に表示されている耐荷重や使用上の注意も確認しておきましょう。

🌙 シムシムのひとこと
防災用トイレは「たくさん入っている=わが家に最適」とは限りません。
必要回数・使いやすさ・使用後の処理・保管方法まで確認して選びましょう🚽✨
防災用トイレをまとめて準備したい方へ【PR】
防災用トイレをこれから準備する方は、必要な回数だけでなく、便袋や凝固剤などのセット内容も確認して、自宅に合ったものを選びましょう。
防災用品ブランド「スツーレ」では、簡易トイレや凝固剤、プライバシーテントなどの防災用品を取り扱っています。気になる方は、セット内容や使用回数、使用方法などを確認してみてください。
「防災トイレ・防災用品の詳細を確認する」
普段使いから非常時まで。フェーズフリーな防災グッズ専門ブランド【スツーレ】防災用トイレと一緒に備えておきたいもの
防災用トイレを必要な回数分そろえても、それだけでトイレ対策がすべて完成するわけではありません。
災害時は断水や停電、ごみ収集の停止など、普段とは違う環境でトイレを使用する可能性があります。
実際に使う場面を想像しながら、衛生・臭い・明かり・プライバシーまで考えて準備しておきましょう。
トイレットペーパー
防災用トイレとセットで忘れずに備えておきたいのが、トイレットペーパーです。
内閣府の令和8年度「防災週間」の実施要綱でも、携帯トイレ・簡易トイレとともに、トイレットペーパーなどの生活必需品を備蓄することが示されています。
家族の人数に合わせて、普段使っている分とは別に余裕を持たせておくと安心です。
ただし、保管スペースを取るため、家庭の収納場所も考えながら備えましょう。
手指を清潔にするための衛生用品
断水すると、トイレのあとに普段どおり手を洗えない可能性があります。
そのため、災害時の衛生対策として、手指を清潔に保つための用品も一緒に準備しておきましょう。
ウェットティッシュなどを備える場合は、長期間保管しているうちに乾燥していないか、定期的に状態を確認することも大切です。
使い捨て手袋
便袋の取り付けや交換、使用後の処理などをするときのために、使い捨て手袋を準備しておく方法もあります。
特に使用済みの便袋を扱う場面では、できるだけ衛生的に作業できる環境を整えておくことが大切です。
手袋を外したあとも、可能な方法で手指を清潔にしましょう。
使用済み便袋を保管するための袋
災害時には、ごみ収集がすぐに再開されるとは限りません。
使用済みの便袋を一時的に保管することを想定して、まとめて保管するための袋なども準備しておくと役立ちます。
保管するときは、食料や飲料水などとは分け、衛生面や臭いにも配慮しましょう。
最終的なごみの出し方は、災害時の自治体の案内に従います。
夜間のための懐中電灯・LEDランタン
災害では、断水と停電が同時に発生する可能性もあります。
真っ暗な状態でトイレを使用するのは、転倒などの危険もあり、便袋の取り付けや交換も難しくなります。
そのため、トイレの近くでも使える懐中電灯やLEDランタンなどを準備しておきましょう。
停電に備えて準備しておきたい防災グッズや、停電時の行動については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉 「停電に備えて何が必要?あると安心な防災グッズと停電時の対策を徹底解説【2026年版】」
プライバシーを守るための備え
自宅のトイレが使えず、別の場所に簡易トイレを設置する場合などは、プライバシーへの配慮も重要になります。
目隠しになるものや簡易的な個室を作れる用品など、使用する場所に合わせた備えを考えておきましょう。
特に家族以外の人と同じ空間で過ごす可能性がある場合は、「トイレそのもの」だけでなく、安心して利用できる環境まで含めて準備することが大切です。

🌙 編集長のひとこと
防災用トイレを準備するときは、実際に使う場面を一度想像してみましょう☝️
**「暗かったら?」「手が洗えなかったら?」「ごみをすぐ捨てられなかったら?」**と考えると、必要なものが見つけやすくなります🚽✨
防災用トイレはどこに保管する?備蓄するときの注意点
防災用トイレは、購入しただけで安心してしまいがちですが、必要なときにすぐ使える状態で保管しておくことが大切です。
災害はいつ起こるか分かりません。
「買ったはずなのに、どこにしまったか分からない……」とならないよう、保管場所や定期的な点検についても考えておきましょう。
すぐ取り出せる場所に保管する
防災用トイレは、いざというときにすぐ取り出せる場所に保管しましょう。
自宅で使うことを想定している場合は、トイレの近くや防災用品をまとめている場所など、家族全員が分かる場所に置いておくと安心です。
ただし、具体的な保管条件は製品によって異なります。
高温多湿や直射日光などを避ける必要がある製品もあるため、パッケージやメーカーが指定する保管方法に従いましょう。
家族全員で保管場所を共有しておく
防災用品を準備した人だけが保管場所を知っている状態は避けたいところです。
災害発生時に、その人が自宅にいるとは限りません。
「防災用トイレはここ」
「便袋や凝固剤はここ」
「懐中電灯はここ」
というように、家族みんなで場所を共有しておきましょう。
保存期間やパッケージの状態を定期的に確認する
防災用トイレには、製品によって保存期間や保管方法が設定されている場合があります。
購入した日や製品に表示されている期限・保管上の注意などを確認し、定期的に点検しましょう。
長期間保管している場合は、外箱や袋が破損していないかなども一緒に確認しておくと安心です。
「防災用品を点検する日」を年に何度か決めておくのもひとつの方法です。
災害が起きる前に一度使い方を確認しておく
防災用トイレは、災害が起きて初めて開封するより、平常時に使い方を確認しておくことをおすすめします。
特に確認しておきたいのは、
- 便袋をどのように取り付けるのか
- 凝固剤などをどのタイミングで使用するのか
- 使用後の袋をどのように閉じるのか
- 組み立て式の場合はどうやって組み立てるのか
といった基本的な部分です。
製品ごとに使用方法が異なるため、必ず説明書に従って確認してください。
家族で一度確認しておけば、停電した夜など、落ち着いて説明書を読みにくい状況でも対応しやすくなります。

🌙 シムシムのひとこと
防災用トイレは、「持っている」から「使える」備えへ☝️✨
保管場所と使い方を家族で共有しておくところまで済ませておきましょう。
防災用トイレについてよくある質問【FAQ】
防災用トイレを準備するときに迷いやすいポイントを、Q&A形式でまとめました。
Q. 防災用トイレは1人何回分必要ですか?
1人1日5回をひとつの目安として考えると、3日分なら15回分、7日分なら35回分です。
経済産業省では、成人の平均的な排泄回数を1人1日5回として、1人あたり1週間で35回分の災害用トイレを備蓄することを推奨しています。
また、政府広報では「5~6回×人数×7日分」という目安も紹介されています。
実際の排泄回数には個人差があるため、保管場所などに余裕があれば、少し多めに備えておくと安心です。
Q. 防災用トイレ100回分は何日もちますか?
1人1日5回として計算すると、100回分の目安は次のようになります。
1人なら約20日分
2人なら約10日分
4人なら約5日分
ただし、これはあくまで1人1日5回として計算した場合です。
たとえば4人家族で7日分を備えるなら、140回分がひとつの目安になります。
商品の「100回分」という数字だけを見るのではなく、家族の人数×1日の使用回数×備蓄日数で考えましょう。
Q. 凝固剤だけを備えておけば大丈夫ですか?
凝固剤だけではなく、実際に排泄物を受ける便袋なども必要になります。
製品によって使用方法やセット内容が異なるため、凝固剤だけを追加購入するときも、手元にある便袋などと組み合わせて使用できるか確認しましょう。
また、トイレットペーパーや衛生用品、使用済み便袋を一時保管するための袋なども一緒に備えておくと役立ちます。
Q. 防災用トイレに使用期限はありますか?
保存できる期間は製品によって異なります。
「防災用品だから何年でも大丈夫」と考えず、購入した商品のパッケージやメーカーの説明で、保存期間・保管方法を確認してください。
定期的に備蓄品を点検し、袋やパッケージに破損がないかなども確認しておきましょう。
Q. 断水したらお風呂の残り湯でトイレを流してもいいですか?
断水しているという理由だけで、一律に判断することはできません。
地震などでは給水設備だけでなく、建物の排水設備や下水道が被害を受けている可能性があります。
水を用意できても、安全に排水できるとは限らないため、災害時は自治体や下水道管理者、集合住宅の場合は管理会社などから出される情報を確認しましょう。
使用できることが確認できるまでは、備蓄している携帯トイレなどを利用できるようにしておくと安心です。

🌙 編集長のひとこと
「何回分買えばいい?」と迷ったら、まずは
5回 × 家族の人数 × 7日分
を計算してみましょう☝️🚽✨
数字にすると、わが家に必要な備蓄量がグッと分かりやすくなります。
水・食料と一緒に「トイレ」も備えておこう
災害への備えでは、防災用トイレだけでなく、飲料水や非常食などを一緒に準備しておくことが大切です。
断水や停電、物流の停止などが重なることも考え、家庭で数日間過ごすために必要なものをまとめて確認しておきましょう。
飲料水の備蓄も確認しよう
災害時に欠かせないのが飲料水です。
「家族の人数なら何リットル必要?」「何日分用意すればいい?」という方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 「防災用の水は何リットル必要?何日分備える?保存方法まで徹底解説【2026年版】」
非常食・備蓄食も忘れずに
電気・ガス・水道などが使えなくなることも想定し、調理せずに食べられるものや簡単に準備できる食品も備えておきましょう。
家族の人数別の備蓄量や選び方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
👉 「非常食は何日分必要?家族の人数別の備蓄量とおすすめの選び方を徹底解説【2026年版】」
まとめ|防災用トイレは家族に必要な回数を計算して備えよう
災害時は、断水や排水設備などの被害によって、普段使っている水洗トイレが使用できなくなることがあります。
防災用トイレは、1人1日5回をひとつの目安として考えると、1人なら3日分で15回、7日分で35回が目安になります。
4人家族なら、3日分で60回、7日分では140回です。
ただし、実際の排泄回数には個人差があります。政府広報では「5~6回×人数×7日分」という備蓄目安も紹介されているため、家庭の状況や保管スペースに合わせて余裕を持って準備しておくと安心です。
そして、防災用トイレを備えるときは回数だけでなく、使い方や使用後の処理、保管方法まで確認しておくことが大切です。
災害が起きてから初めて箱を開けるのではなく、平常時に家族で保管場所や使い方を確認しておきましょう。
また、災害時のトイレ対策だけでなく、飲料水・非常食・停電への備えなどもあわせて確認しておけば、在宅避難への備えをより充実させることができます。

🌙 編集長のひとこと
トイレは「そのうち用意しよう」と後回しになりやすい防災用品のひとつです。
まずは5回×家族の人数×備えたい日数を計算して、今ある備蓄で足りているか確認するところから始めてみましょう🚽✨


コメント